PHPでHTTPリクエストを送信する際に注意すること

PHPには、HTTPリクエストを送信するための便利な関数が用意されています。
file_get_contents
curl (関数群)

利用方法については、PHPの公式マニュアル(いわゆる、PHPマニュアル)にサンプルなど多数ありますので、ここでは割愛します。
注意すべきは、ローカル環境/開発サーバ環境/本番サーバ環境でこれらの関数が「使えるか?」という点です。

file_get_contents
php.ini のディレクティブ「allow_url_fopen」がOnでなければなりません。
例) allow_url_fopen = On
XAMPP等によりローカル環境で開発する場合はデフォルトでOnとなっていたりしますが、セキュリティ上の観点からOffとなっているサーバは珍しくありません。

curl
libcurlパッケージがインストールされている必要があります。
XAMPP等によりローカル環境で開発する場合は、デフォルトで組み込まれていたりします。
※古いパージョンの場合、組み込まれていない場合もあります。
Windows版のXAMPPではphp.iniの「extension=php_curl.dll」を有効にすると利用できます。

ローカル環境/開発サーバ環境/本番サーバ環境といったなかで、利用する全ての環境において、これらの関数が使えるかどうか、設計段階で確認しておくべきです。

これらの関数のいずれかを採択する場合、特にサーバ環境を整えられるかどうかが重要です。
※どちらかが利用できれば良いですが、どちらもダメな場合は不幸になります。

セキュリティ上のリスク回避を考えると、「curl」を利用できるように上申するのが適切な判断だと思います。